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「Amazon無在庫輸入」は稼げる?コンサルを受けた販売2年間の体験談

「Amazon無在庫輸入」は稼げる?コンサルを受けた販売2年間の体験談

こんにちは!通販ショップ「オフィスRUNグループ」の店長・大森たくやです。

私は一つの事業として、Amazonで「無在庫輸入販売」を2年間していたことがあります。

過去にもAmazonで販売などをしていたため、在庫をかかえない販売方法にメリットを感じていました。

無在庫販売はAmazonで可能なのか?

・・・という方もいらっしゃると思いますが、基本的にAmazonの規約では禁止された方法ではありません。販売商品の在庫を把握してる状態で、お取り寄せ販売は禁止されていません。

最初に結論から言いますが、「Amazon無在庫輸入」を2年間一つの事業としてやってみた結果、稼げる時期も一瞬あったのですが、ほとんど稼げませんでいた。

結局、「Amazon無在庫輸入」を始めるにあたって、50万円程度のコンサル料金も払っており、大きな借金を抱えることになりました。

「Amazon無在庫輸入」をやめてから少し時間も経ち、少し気持ちも落ち着いてきました。

私の黒歴史として封印したいところですが、今、「Amazon無在庫輸入」の手法に参入しようとしている人に向けて、私の体験談を紹介したいと思います。

まずは最初に「Amazon無在庫輸入」をしたい方へ、ただ一言・・・

一ヶ月で100万円が簡単に稼げるなら、みんな会社やめますって。

※あくまで私が実践した「Amazon無在庫輸入」についてです。もっとすごい手法で、ものすごく稼げる場合はすみません。

 

「Amazon無在庫輸入」販売とは?

「Amazon無在庫輸入」販売とは?

「Amazon」は購入するだけでなく、個人でもお店側として商品を販売することができます。Amazonマーケットプレイスという、Amazonで出品・販売できるサービスを利用します。

「Amazon無在庫輸入」では日本Amazonにお店を持ち、米国Amazonの商品を在庫を持たずに日本Amazonに出品して販売することです。

イギリスやドイツのAmazonでも問題ありませんが、メインは米国Amazonです。

日本Amazonで注文が入った後、米国Amazonで購入して、日本のお客さんに届けることです。輸入まで時間がかかるため、お客さまの手に届くのは2週間ぐらい必要です。

 

「Amazon無在庫輸入」禁止されていないのか?

そもそもAmazonでの無在庫販売は禁止されているのでは?

・・・と思う方も多いでしょう、

在庫がないのに販売するのは原則禁止となっているようですが、Amazonに明確な規約にはないようです。

また、Amazonの規約では「ドロップシッピングポリシー」があり、規約を守ればドロップシッピングはOKと記載されています。

ドロップシッピングはとは出品者ではなく、卸元などが出品者に代わって購入者に出荷することです。

 

Amazonではドロップシッピングが認められているかといっても、自分(出品者)が出荷元として商品の「送り元」や「請求書」に記載されていなけらばならないなどのルールがあります。

私が受けたコンサルでも、システム上で米国AmazonのAPIを利用してリアルタイムで在庫を確認しているため、Amazonで認められたドロップシッピングを利用しているという認識でした。

この部分については、「Amazon無在庫輸入」ついては、人それぞれ解釈が違うかもしれません。

 

とはいえ、私がやっていた2年間で「無在庫輸入販売」によるAmazonからの注意や警告などはありませんでした。

ただし、「Amazon無在庫輸入」では他の部分、配送の遅延率や返品率などの顧客対応、知的財産権などの対処しなければならないことが多くありました。

 

「Amazon無在庫輸入」販売の手法

私がやっていた「Amazon無在庫輸入」販売の手法を紹介します。

基本的には米国Amazonに出品されている商品を、APIを使って別のシステムから取得して、日本Amazonに大量に出品することです。

だいたい日本Amazonに5万品以上の商品を目標に、出品しなければなりません。

私が受けていたコンサルではシステムを提供してくれて、商品ターゲットを絞って自動で出品ができました。

 

日本Amazonで国内のお客さんから注文を受けたら、米国Amazonより購入、日本へ輸入して日本のお客さんへ届けます。このため無在庫で始めることができる手法です。

「Amazon無在庫輸入」販売の手法

輸入にかかる経費はありますが、米国Amazonと日本Amazonの価格差から、利益を稼ぐ手法です。

日本Amazonの価格 – 米国Amazonの価格 -輸入費・梱包費など = 利益

 

米国Amazonではなく、他の米国サイト(ウォールマート、eBayなど)に同じ商品があれば、安く購入できる方法を選んで輸入します。

 

Amazon無在庫輸入販売でいくら稼げた?最高売上35万、ただ返品ラッシュ

「Amazon無在庫輸入」をやってみて、いくら稼げたのか?

「Amazon無在庫輸入」を初めて7ヶ月目でしたが、私が経験した中では1ヶ月の最高売上35万を達成しました。

Amazon無在庫輸入販売でいくら稼げた?最高売上35万

上記のように2週間の決済サイクル(Amazon大口出品)で、Amazonからお金が振り込まれて、この世の春状態でした。画像は私が売上があった時の一例です。

「Amazon無在庫輸入」の場合、利益率は3割程度なので、実際の月の利益は経費を引いた10万円程度です。

ただし、この後からお客からの返品ラッシュをくらい、10万の売上はほとんどゼロに。逆にこの月は赤字に転落しました。

さらには、Amazonからアカウント一時停止をくらい、精神的に精神的に参ってしまいました。

無在庫輸入の場合は客からの返品率が高く、アカウント停止の危険性も高いです。

平均的に2~3万円程度の利益は出ていましたが、顧客対応や返品リスクを考えたら、やってられなかったです。

 

「Amazon無在庫輸入」販売はデメリット、リスクも大きい

Amazon無在庫販売のメリットは、そのまま在庫を抱える必要がありません。また、購入されてから発注するため手元にお金がなくても始められます。

※これは「Amazon無在庫販売」コンサルをする先生が一番にかがけてくるメリットかと思います。

在庫をかかえるリスクはありませんが、リスクもあります。初期費用はいりませんが、ランニングコストや垢バンの危険性が大きいです。

  • 意外とランニングコストがかかる
  • 日本Amazonアカウントが停止する危険性が高いすぎる
  • 返品されやすい

 

初期費用・ランニングコストがかかる

「Amazon無在庫輸入」は以下のランニングコストが必要です。

  • 日本Amazonの大口アカウントの月額料金
  • 米国Amazonの大口アカウントの月額料金
  • 外部システム料金

 

大口アカウントの料金と、APIを使った外部のシステム料金(1万~3万くらい?)と、大口アカウントの料金がかかります。

あとはコンサルの人ににもよりますが、システム料金が違ったり、コンサル料金が発生します。

 

日本Amazonアカウントが停止する危険性が高い

米国Amazonにある商品を、APIを利用して、かたっぱしから日本Amazonに出品していきます。

もちろんシステム的に、危険な商品、輸入できない商品、著作権の侵害で危険な商品は除いてくれる場合はあります。

 

ただし、出品数を多くすると、どうしても日本に輸入できない商品も自動的に出品してしまうことになります。

この商品が売れた場合は、自分から「キャンセル」するため日本Amazonのアカウントの評価が悪くなります。

 

また、出品した商品が「著作権侵害」「意匠権」などに引っかかることがよくあります。

↑無造作に出品すると上記のような警告がきます。

私はの場合は35万円売上があがっている時に、Amazonから「著作権侵害」などの警告が20件程度になり、アカウントが一時停止されてしまいました。(たぶん売上も多くあがっていたことでAmazonから目をつけられた部分もあると思います)

また、お客様の満足度や商品を届ける期間もAmazonにしっかり評価されています。

私もアカウントの停止をくらいましたが、何度かAmazonに問い合わせて、1週間後には解除されました。

最近のAmazonアカウントは厳しくなっています。今ではAmazonマーケットプレイスの販売アカウントを作るのもひと手です。

 

返品リスクが高い、客対応がストレス

5万品以上出品していると、自分では何を出品しているのかわかりません。そのため返品リスクも高くなります。

だって、自分ではなんの商品なんだか分からないんですから、客から対応を求められても、大した返答はできません

結局、自分がどんな商品を輸入して、販売しているのかわからないにもかかわらず、客からの質問にも対応しなくてはなりません。

Amazonは基本的に返品を受け付けることは必須です。お客との交渉で半額の返金などはできますが・・・

また、「Amazonマーケットプレイス保証」というものがあり、客が返金の不満があると、Amazonに直接文句を言う保証制度があります。

これをされると有無を言わさず全額返金しなくてはならなくなったり、Amazonアカウントも垢バンしやすくなります。

 

まとめ

「Amazon無在庫輸入」のメリット、デメリットまとめ

私が実際に2年間経験した「Amazon無在庫輸入」のメリット、デメリットをあげさせていただきました。

売上が35万になる月もありましたが、返品ラッシュと垢バンに四苦八苦・・・

それから少し続けましたが、顧客対応がうまくいかず・・・ある日、気持ちがポッキリ折れてしまい、この手法では販売方法はあきらめました。

今では「Amazon無在庫輸入」で稼げるのは難しいのでは?・・・と思っています。

また、Amazon無在庫輸入を始めようと迷っている方で、何か私に応えられるようなことであれば、気軽にメールしてください。答えられる範囲で答えます。

ここには記載できないことも、いっぱいありました・・・

 

最後にもう一度、一ヶ月で100万円が簡単に稼げるなら、みんな会社やめますって。そりゃ。そうならないのは、そこまで稼げないからなのではないでしょうか?

※あくまで私が実践した「Amazon無在庫輸入」についてです。もっとすごい手法で、ものすごく稼げる場合はすみません。

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