こんにちは！通販ショップ「オフィスRUNグループ」の店長・大森たくやです。
私は50歳になる手前の時期、どうしても下の毛の脱毛をしたくて、医療脱毛クリニックへ「VIO脱毛」に通いました。
・・・と言っても、「通おうとしていた」というのが本当のところです。
なぜなら契約して前払いした医療脱毛クリニック「メンズジェニー（ジェニークリニック）」が突然、営業停止（たぶん倒産）したからです。
女性の方は「ジェニークリニック」ですが、私は男性専門「メンズジェニー」に通う予定でした。
「メンズジェニー」とは、すでに「VIO脱毛」3回分を契約していて、カード一括で先払いしていました。・・・が、どうにかこうにか支払いを停止、お金を取り戻すことができました。
私と同じように医療脱毛クリニックの倒産で、前払いで支払ったお金が戻らないという悲劇が起こらないためにも、「脱毛クリニック」「脱毛エステ」の危険性を紹介したいと思います。
また、「メンズジェニー」から「カード払い一括の前払いで支払ったお金」を取り戻した方法を解説します。
「脱毛クリニック・エステ・サロン」の倒産の危険性
「脱毛クリニック・エステ・サロン」業界は技術の進歩と共に成長を続けていますが、それに伴い競争も激化していて、新規参入が相次ぎ、価格競争やサービス競争が繰り広げられています。
多くの「脱毛サロン」が倒産する背景には、過度な競争、経営の失策、資金繰りの問題などがあります。最近では「キレイモ」「銀座カラー」の倒産があります。
私が通おうとしていた「メンズジェニー（ジェニークリニック）」も同様だったのかと思います。
「脱毛クリニック・エステ・サロン」一括払いはお金が戻らない可能性あり
「脱毛クリニック・エステ・サロン」でクレジットカード一括払いや、現金一括払いだと、倒産することでお金が戻らない可能性があります。
多くの「脱毛サロン」では、コース契約を結ぶ際に前払いを求められます。顧客は数十万円を支払い、一定期間にわたってサービスを受けることになります。
しかし、サロンが倒産した場合、そのサービスは提供されず、すでに支払った代金の回収は困難になります。
企業が倒産すると、その財産は法的に管理され、債権者への支払いが行われます。（従業員への給料未払が優先されることも多いようです）
しかし、顧客は債権者の中でも優先順位が低いため、支払った代金が戻る可能性は低くなります。
以下より、私が経験した「メンズジェニー」の倒産（現時点ではまだ倒産ではありませんが）で、支払代金の支払いを停止した手順を紹介していきます。
倒産したメンズジェニー(ジェニークリニック)からお金を取り戻した手順
私は50歳手前の時期に「介護脱毛」を受けるため、「メンズジェニー（ジェニークリニック）」へ体験施術を受けました。
「メンズジェニー」で1回だけ受けられる、VIO体験料金は「3,980円」でした。体験施術の痛みは、なんとか耐えられそうだったので、「メンズジェニー」と3回分（57,000円）の「VIO脱毛」を契約しました。
ところがその後、永遠に営業が再開されない「臨時休業」のお知らせが来るのでした。施術には一回も通ってなかったのに・・・
いろいろなサイトやYouTubeを参考にして、「消費生活センター」に連絡、カード会社に「抗弁書」を送り、お金を取り戻すことができました。
以下より、「メンズジェニー」から、どうやってお金を取り戻したが経緯を解説します。手順は以下の通りです。
- カードの支払いを「一括払い」から「リボ払い」に変更
- 消費者相談窓口「消費生活センター」に連絡
- クレジットカード会社に連絡して「抗弁書」を送付
※あくまで私の方法で、全員の方が同じ手順で、お金を取り戻せるかは分かりません。だだ、手順は参考になるかと思います。
メンズジェニーから突然の「臨時休業」のメール
3回分の「VIO脱毛」の施術一回目が来月に迫る中、クリスマスの2023年12月25日に突然のショートメールが届きました。
「全店臨時休業」のお知らせでした。メンズジェニーへ電話しても、すでに「臨時休業」のお知らせが流れるだけ・・・
直近で「銀座カラー」の倒産のニュースを聞いていたので、これは「倒産したな」とすぐに理解することができました。
YouTubeで「弁護士解説」を視聴
私は、「メンズジェニー」へカード一括払いで、VIO3回分の「57,000円」をすでに支払っていました。
どうすればお金を取り戻せるかわからなかったので、まずは以下の弁護士さんが解説していたYouTube動画を参考にしました。
カードの支払いを「一括払い」から「分割払い（リボ払い）」に変更
YouTube動画では「カード一括払い」「現金一括払い」だと、お金が戻らない可能性が高く、「分割払い」であればカード会社に連絡することで、残りの支払いを停止できる可能があるとのことです。
私は「メンズジェニー」の支払いは「カード一括払い」にしていましたが、2023年12月25日まで「分割払い（リボ払い）」に変更が可能でした。
すぐにカード会社のページから「57,000円」の一括払いを、12回の「分割払い（リボ払い）」に変更しました。
消費者相談窓口「消費生活センター」に連絡
その後、お金を取り戻す方法を調べていると、消費者相談窓口である「消費生活センター」に相談するのが良いということがわかりました。
私は、自分が住んでいる区の「消費生活センター」に電話しました。
「消費生活センター」に「メンズジェニー」の現状を相談すると、【クレジットカード会社に「抗弁書」を書いて送れば、支払いを止められる可能性がある】とのことでした。
「抗弁書」が受理されると、クレジットカードで購入した商品・役務・権利に問題がある場合、カード会社からの請求を停止することができます。
↑上記は実際に送った「抗弁書」です
「消費生活センター」の方からは、「抗弁書」の書き方を細かく教えてくれました。
「消費生活センター」に連絡したこと、そして「消費生活センター」の担当者の名前や電話番号を記載することを指示されました。「消費生活センター」に相談している、という事実が重要なのかもしれません。
クレジットカード会社に連絡して「抗弁書」を送付
「消費生活センター」に相談した後は、クレジットカード会社に連絡しました。
「メンズジェニー」の現状と、「消費生活センター」に相談していることを報告すると、すぐに残りの支払いは停止してくれました。
ただし「57,000円」の一括払いを、12回の分割払い（リボ払い）にしたため、1回目の支払いは、停止が間に合わず引き落とされました。
私はメンズジェニーで1回も施術を受けていないため、「抗弁書」をカード会社が受け取った後、カードが会社からは「お金を取り戻す手続きをします」との話になりました。
また、クレジットカード会社に送る「抗弁書」はコピーを取り、郵便を送った記録が残る「特定記録」で郵送しました。
2024年3月中旬にクレジットカード会社から返金の連絡
上記の連絡と、「抗弁書」の郵送は2023年12月末まで終わっていました。
長かった戦いが終わったのは、2024年3月中旬です。メンズジェニーからお金を取り戻す手続きが終わったため、クレジットカード会社より「分割払い（リボ払い）」にした1回目の支払いを返金するという連絡がきました。
「メンズジェニー」の倒産から、およそ3ヶ月半、1回も施術することがなかった「VIO脱毛」の代金をすべて取り戻すことができました。
※私の場合は、１回も施術を受けることなく「メンズジェニー」が倒産したため、お金を取り戻せやすかったかもしれません。
まとめ
あくまで私の方法ですが、倒産したと思われる「メンズジェニー」からお金を取り戻す方法を解説しました。全員の方が同じ方法で取り戻せるかは分かりません。だだ、手順は参考になるかと思います。
また、脱毛クリニックと契約するときは、倒産の危険性があることを知った上で契約してください。
前払いの必要がある場合は、手数料が必用ですがクレジットカードの「分割払い」の方が、危険性は少なくなります。
【最後に】脱毛クリニックに通うなら「都度払い」がオススメ
この出来事で、私は先払いの「VIO脱毛」は失敗だったと感じています。その後は「都度払い」で通える「脱毛クリニック」に通うことにしました。
また、「脱毛クリニック」ではなく自宅で「脱毛」をするなら、家庭用脱毛機器を利用する方法もあります。
私が利用した家庭用脱毛器「トリア」の体験レビューは、以下をチェックしてください。
