電話回線がなくても、PC・スマホでFAXの送受信ができるのが「インターネットFAX」です。
私と同じ個人事業主だと、現在は携帯のみで電話回線をひいていない方も多いと思います。
まだまだ既存のFAX機は、出版業界、病院や介護施設など、必要な場面も多いです。
インターネットFAXはオンラインですべて完結するため、FAXを維持する月額の電話回線料金、プリンターのインク・トナー代も節約できます。
また、FAXだと物理的に印刷された紙を会社で受け取ることが必要です。「インターネットFAX」にすれば、テレワークで家から会社宛てのFAXを確認することも可能になります。
今回は「インターネットFAX」サービスの老舗「eFax」を紹介します。
「eFax」はインターネットFAX業界の中でも、市外局番でFAX番号が取得できる会社です。(※会社・事務所がある住所の市外局番)
インターネットFAXの契約を検討していて、「050」といった番号ではなく、事務所・会社がある市外局番が必要なら「eFax」がオススメです。
インターネットFAXとは?仕組みを図解
インターネットFAXは、相手から送られたFAXをパソコンで受信できるサービスです。FAXを送信する場合も、PCのメールやアプリを利用して、相手に送信することができます。
受信する場合はFAXの紙データを、インターネットFAX会社がデジタルデータに変換します。送信する場合は、デジタルデータを紙に変換して、従来のFAX機に送信してくれます。
インターネットFAXを導入するメリット
電話回線による既存FAXよりも、インターネットFAXを導入するメリットは以下の通りです。
- FAX電話料金のランニングコスト削減
- 初期費用が少ない
- プリンターのインク・トナー料金削減
- テレワークで家からFAXを送受信できる
- 外出先でもFAXを送受信できる
- バックアップ用のFAX
- 個人事業主にオススメ
FAX電話料金のランニングコスト削減
FAXのためだけに電話回線を維持する料金がもったいない場合は、インターネットFAXの導入がオススメです。
例えば、1ヶ月に必要な電話料金の維持費は以下の通りです。
固定料金(税込み) | 2,750円 |
---|
※東京都で、NTTの「固定電話」を契約した時の料金です。FAXの送受信に通信量は別途必要です。
インターネットFAX「eFax」を導入した場合は、月額1,980円(税込)でFAX送信150ページ、受信150ページまで追加料金は必要ありません。
電話回線の初期費用が少ない
事務所を新しく開設したりと、どうしてもFAXが必要になる場合もあります。新規に電話回線をひく場合の初期費用は、以下の通りです。
契約料 | 880円 |
---|---|
施設設置負担金 | 39,600円 |
※東京都23区の加入電話、プッシュ回線の事務用で計算しています。月額のランニングコストは前述の通りです。
インターネットFAX「eFax」を導入する場合は、登録手数料1,100円(税込)のみです。
プリンターの紙、インク・トナー料金削減
既存のFAX機の場合は、プリンターと印刷する紙が必要です。
プリンターの維持費、インク・トナー代、紙の料金を考えると「インターネットFAX」の方がランニングコストが安くなります。
テレワークで家からFAXを送受信できる
インターネットFAXは、パソコンやスマホのアプリでFAX内容を確認できます。そのため、わざわざ会社に行かなくてもFAXが確認できます。
もちろんテレワークで在宅勤務をしていても、家のパソコンで会社宛のFAXをリモートで確認できます。
外出先でもFAXを送受信できる
パソコンやスマホのアプリでFAX内容を確認できるので、外回りの営業中や出張中でも会社宛てのFAXが確認できます。
バックアップ用のFAXとして
不測の事態が起きた場合でも、絶対にFAX運用が必要な会社もあるかと思います。
その場合は、電話回線のバックアップ回線としてインターネットFAXを準備しておくのも一つの手になります。
個人事業主にオススメ
私は個人事業主なので、今は電話回線を持っていません。電話回線はランニングコストが高いので、スマホのみです。
個人事業主として取引する相手・会社によっては、どうしてもFAXを利用する必要がある場面もあると思います。
その時は、インターネットFAXを利用するのも選択肢の一つになるかと思います。
初期費用やランニングコストを考えるとインターネットFAXの方が導入しやすいです。
\ PC・アプリでFAX送受信 /
「eFax」で紙のFAXを送受信する方法
インターネットFAXの基本的なサービスは、電話回線がなくてもパソコンなどでFAXが送受信できるサービスです。
ここからはインターネットFAX業界でも老舗の会社、「eFax」のサービスを紹介していきます。
「eFax」の運営会社は?
「eFax」を運営しているのは「j2 Global Japan 有限会社」です。
eFaxを開発したのはアメリカの会社「j2 Global」です。世界46カ国で利用され、全世界で1,200万人以上の契約者が利用しているインターネットFAXサービスです。
「eFax」送信方法
↑「eFax」送信方法は、上記の動画も参照してください。
「eFax」から、FAXを送信するには以下の方法があります。
- メールソフトからEメールを送信
- PC・スマホのブラウザから専用ページにアクセス
- スマホアプリ
メールソフトでEメールを送信
PC・スマホから「Outlook」「Gmail」などのメールソフトを利用して、メールを送信すれば、相手のFAXに紙で届きます。
メールの宛先に「相手のFAX電話番号@efaxsend.com」を入力、送信したいFAXを添付(PDFファイル)して送ります。
PC・スマホのブラウザから専用ページにアクセス
「eFax」の専用ページにPC・スマホのブラウザからアクセスして、FAXを送信可能です。
スマホアプリ(iPhone・Android)
スマホの「eFax」専用アプリをダウンロードしておけば、アプリからFAXを送信可能です。スマホアプリはiPhone・Android版の両方に対応しています。
「eFax」受信方法
↑「eFax」受信方法は、上記の動画も参照してください。
送信の場合とほとんど変わりませんが「eFax」から、FAXを受信するには以下の方法があります。
- メールソフトからEメールを受信
- PC・スマホのブラウザから専用ページにアクセス
- スマホアプリ
「eFax」から割り当てられた電話番号に届いたFAXは、紐付けられたメールアドレスで受信可能です。
「eFax」と「電話FAX」の月額料金
「eFax」の月額料金と、電話回線(NTT東日本)の料金を比較します。
eFax | NTT東日本 | |
月額料金 | 1,980円※1 | 2,750円※2 |
初期費用 | 1,100円 | 40,480円 |
※1 FAX送信150ページ、受信150ページまで追加料金は必要ありません。
※2 固定費以外にも、FAXの送受信料が必要です。NTT東日本の料金は東京都23区の加入電話、プッシュ回線の事務用で計算。
eFaxは今後、350ページまで追加料金が必要ないプランや、APIで連携など多様なカスタマイズが可能なプランもリリースされる予定です。
また、「eFax」と他社のインターネットFAXの月額料金は、以下で比較しています。
インターネットFAXで「eFax」が選ばれるポイント
インターネットFAX業者は他にもありますが、老舗会社「eFax」が選ばれるポイントは以下があります。
- 「050」だけでなく、市外局番からFAX番号を選べる
- 最大5つメールアドレスと紐づけが可能
- 専用スマホアプリでも受信できる
「050」だけでなく、市外局番からFAX番号を選べる
インターネットFAX業者から、振り当てられるFAX番号は「050-XXXX-XXXX」が多いです。
「eFax」に関しては、事務所・会社がある住所の市外局番を選べます。東京に事業所があるなら「03」、そして大阪なら「06」といった番号がもらえます。
全国の市外局番の電話番号が利用できるのは、「eFax」が選ばれる大きな特徴になります。
他の会社のインターネットFAXは、使える市外局番の番号が限られていたり、「050」のみのです。他の会社とのサービス比較は、以下をチェックしてください。
最大5つメールアドレスと紐づけが可能
割り当てられたFAX番号に紐付けられるメールアドレスは、「eFax」の場合は最大5つまで可能です。
専用スマホアプリでも受信できる
「eFax」には専用のスマホアプリがあるため、アプリを利用してFAXの送受信が可能です。
\ PC・アプリでFAX送受信 /
「eFax」の注意点
インターネットFAX「eFax」を導入するときに、以下の注意点があります。必ず確認してください。
- FAX送信時に国識別番号「81」が必要
- 既存のFAX番号は使えない
FAX送信時に国識別番号「81」が必要
「eFax」を開発したのは、アメリカの会社です。全世界で使われているため、FAXを送信するときだけは、日本の国識別番号として「81」をつける必要があります。
メールでFAXを送信する場合は宛先に「相手のFAX電話番号@efaxsend.com」で送信します。
少し面倒ですが、日本国内から日本へFAXを送る場合でも「81(日本の国識別番号)」を付ける必要があります。
例えば相手のFAX電話番号「03-XXXX-XXXX」に送る場合は、「0」を取り「81」を付けた「813XXXXXXXX@efaxsend.com」となります。
※国際電話をかけるときの方法と同じです。
これは送信のときだけなので、相手からFAXを受信するときは、「81」を付けずに受信可能です。
FAX送信側の取引先・お客様側に、煩わしい手順が増えるわけではありません。
既存のFAX番号は使えない
これまで利用していた、FAX番号が利用できなくなります。「eFax」を導入時は、新規の電話番号が割り当てられます。そのため、既存のFAX番号とは異なる番号になります。
すでにFAXを利用している場合は、FAX送信側の取引先・お客様側に周知が必要となるのでご注意ください。
ただし、コピー複合機の「自動転送機能」を利用して、既存の番号をそのまま利用できる場合があります。
まとめ
電話回線がなくても、PC・スマホでFAXの送受信ができるのが「インターネットFAX」です。
「インターネットFAX」を導入するメリットは以下の通りです。
- FAX電話料金のランニングコスト削減
- 初期費用が少ない
- プリンターのインク・トナー料金削減
- テレワークで家からFAXを送受信できる
- 外出先でもFAXを送受信できる
- バックアップ用のFAX
- 個人事業主にオススメ
インターネットFAXの契約を検討していて、「050」といった番号ではなく、事務所・会社がある市外局番が必要なら「eFax」がオススメです。
「eFax」なら月額1,980円(税込)で、すぐにFAXが導入できます。まずは以下より、チェックしてください。
また、「eFax」の姉妹サービスとして月額料金が安い、「jFax」というサービスもあります。
市外局番は「03」「06」しかありませんが、東京・大阪にある事業者であれば、「eFax」より安くインターネットFAXを利用することができます。
\ 東京・大阪の市外局番なら /
また、「eFax」「jFax」と他社のインターネットFAXの月額料金は、以下で比較しています。